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2010/01/30.Sat

新野の雪祭り2010 その2

さて、前回に引き続きましての、
新野の雪祭り、その2。

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〈翁…詞章を唱える〉

お牛が終わると、「翁」・「松影」が続きます。
この二つは舞などはせず、拝殿へ上がって、詞章を唱えます。

何を言っているのかは聞こえず、動きもないため
楽も見物人もしばし休憩に入ります。

ただ、翁の役のおじいさん、よい表情をされていました!

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〈松影〉

翁・松影は、あわせておよそ30分くらいかかり、
時刻は朝6時10分になりました。


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〈しょうじっきり…読み上げる文句が面白い〉

続いては「しょうじっきり」です。
この役も、祢宜様が行います。

扇に書かれた文句を、節をつけて読み上げます。
恭しく読んでは、頭を垂れる。

ですが、その様子がとてもユーモラス。
つられて見物客も一緒に、声を揃えます。

「できたりや~、できたりや」

しょうじっきりの出番はおよそ15分程度。
再び人が集まります。


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〈海道下り…親子のやりとりは滑稽〉

続いては「海道下り」です。

こちらも、祢宜様親子が行います。

はじめに息子の祢宜様が登場。
軽快に舞います。

二度ほど、庁屋へ戻り、
最後の出番で、親の祢宜様が登場します。

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親父さまは、腰も曲がって、息子のようには踊れません。

親子は御拝(拝殿の正面)へやってくると、
親父さまをむしろへと座らせます。

ここから、息子の親孝行が始ります。

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〈愛情1…やさしく羽織を着せる〉

まずは、袋からボロボロの布を取り出し、
遠方から買ってきたという羽織を高々と掲げ、
みんなに見せてから、親父さまに着せてあげます。

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〈愛情2…丁寧に冠をつける〉

次に、これまた遠方から買ってきたという冠を掲げ、
親父さまの頭につけてあげます。

ちょっとナナメでしょうか…?


さらに、懐からお年玉を出して、親父さまに渡し、
一緒に庁屋へと戻っていきます。

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〈愛情3…マフラーを巻く ……?〉

今年は、心優しい見物人が、
寒かろうとマフラーをまいてくれました。


ここまでで、6時50分……

祢宜様のことばかりになりましたが、
実は、私、祢宜様の隠れファンなのです…
いえ、ファンというほどではありませんが。

祢宜様は、春になると新野の家々を訪れては、
たから(しめ縄などについている、白い紙)を切ってくださるのですが、
子どもの頃からそれを見るのが好きでした~

知的で神秘的…
興味のあるお仕事です。


雪祭りはまだまだ続きます。
あと、6つの神々が控えています。

ということで、残りは次回へさらに続く……


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2010/01/24.Sun

新野の雪祭り2010 その1

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〈凍てつく中、舞う茂登喜〉

今年も行ってまいりました、新野の雪祭り

よく言われるのは、
「ホントに夜中じゅう、やっているの?」ですが、
本当に一晩中やっています。

といいますか、始まるのが遅いのです。
今回は、少し時間を追ってみたいと思います。

神々を催促する「乱声(らんじょう)」が始まるのが
15日の午前12時半ころ。

これは、仕度部屋(庁屋といいます)の壁を、
消防団の人たちが棒を使ってたたきます。
(この壁は、たたいても大丈夫なように厚くできています)

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〈幸法…この面の下も同じように優しい顔をした方でした〉

このあと、大松明を起こし火を点けて、
最初の神様「幸法(さいほう)」が舞い出るのが1時頃になります。
幸法は、柔和な面をつけており、
神社の前で踊っては庁屋へ戻る、を9回繰り返します。

この間、各所へ拝みに出向いたり、見物客とのやり取りなどで時間がかかります。

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〈しっとり…子ども達も多く参加しています〉

また、7回目には、「しっとり」とよばれる、ササラを引き連れてやってきます。
このササラは、逆のU字型の楽器で、木の板が何枚も付いており、
左右に振ると板同士がぶつかって音が出ます。
音は、「ざらら、ざらら」と聞こえます。

だいたい3時半すぎまで、幸法が続きました。
(幸法は、新野の道の駅の前にも銅像が立っています。)

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〈茂登喜…険しい顔をしています。個人的に好きな舞です〉

次に出てくるのは、「茂登喜(もどき)」。
幸法とは逆の、きつい顔をしていて、
踊りも幸法とは逆に足を蹴ります。

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〈笛吹き…笛を持つ手が逆〉

茂登喜は7回出てきます。
最後の時に、しっとりとともに、笛吹きと太鼓たたきを連れてきます。
笛吹きは笛を逆にもち、太鼓たたきは太鼓を引きずったり蹴飛ばしたりして
なんともユーモラスです。

茂登喜は4時半ころまで続きました。

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〈競馬…仕草もかわいらしい〉

次は「競馬(きょうまん)」です。
2頭の馬が出てきます。
弓矢を背負い、鳥居のある階段の方角に1本ずつ矢を射ます。

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この矢を拾うと、今年一年良いことがあると、
みな競って拾いに行きます。

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首を左右にかしげる様はかわいいです。
が、古いので、かしげるたびに
「にゃい、にゃい」と、ギスい音がします。

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〈お牛〉

競馬の登場はおよそ30分ほど、
続いて「お牛」が登場します。

これは祢宜様が行うもので、
黒い牛が1頭出てきて、神社の屋根の方角と、
競馬と同じく階段の方へ、1本ずつ矢を射ます。

ここまでで、5時半を回っていました。
雪祭りはまだまだ続きます。

今年の雪祭り、昨年撮影できなかった舞も撮ることができました。
この続きは、次回へ続きます…


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