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2008/09/01.Mon

「うら盆」の漢字は…?

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〈人が増えると長くなる踊りの輪〉

うら盆の「うら」ってどういう漢字を書くんだろう? 常々、不思議に思っておりました。「新野のうら盆」っていうと「うら盆」と、平仮名で書くイメージが強く、漢字で書かれているのを見たことがありません。子どもの頃は「裏盆??」かと思っていました。新野だけではないと思いますが、方言など平仮名で表すことが多いと思います。きっと「うら盆」も、それにならって平仮名だと思っていました。

が、パソコンで変換すると「盂蘭盆」と出てきました。
あ!漢字があったんだ!!ちょっとびっくりです。
というわけで、「盂蘭盆」を辞書で調べてみると、「精霊を供養する仏事。盆」とありました。
あれ? それって、お盆のことではないのか?
そうすると、「新野のうら盆」とはちょっと意味が違う気がします。「新野のうら盆」は、新盆の家や帰郷してきた親戚の世話などで、お盆の間盆踊りに出て来れなかった人達(主婦)のためにあるのだと、子どもの頃に聞かされました。

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〈保育園児も踊りに参加。途中で急に眠くなる〉

でも、漢字で書くと「盂蘭盆」なのかなぁ? と思い、母に聞いてみることに。
「うら盆ってどういう字を書くの?」
「…さぁて…? 平仮名かなぁ?」
「やっぱり?」
「漢字はわからんけど、昔は『おらが盆』って言ったもんだに」
「おらが盆?」
「そうな、お盆の間はみんな忙しいら。だもんで『うら盆は、おらが盆』って言っちゃあ踊りにいったもんだに」

なるほど!おらが盆! これなら平仮名で書かれる意味も分かる! 「盂蘭盆」と「おらが盆」をあわせて、「うら盆」としたのかもしれない!
しかも、「うら盆」での音頭取りのおじさま達の楽しそうな様子を思い出し、なお納得しました。
お盆の間は、仏様を送る祭りとして、比較的粛々と行われるのですが、うら盆は本当に楽しそう。お酒も入っているせいかもしれませんが、全体的にテンションが高い… 今年最後だから、というのも含め、毎年うら盆は盛り上がります。

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〈音頭とる子の声ならほしや…〉

本来は「盂蘭盆」なのかもしれませんが、「おらが盆」といって、毎年欠かさず踊りに参加していた先人たち。昔から、新野の人たちは盆踊りを特別と思い、続けてきたのだなぁとしみじみ感じました。
農業を営む山間の村では、夜を徹して行われる祭りは、特別なイベントだったのかもしれません。その証拠に、新野に伝わるもう一つの祭り、「新野の雪祭り」も夜を徹して行う祭りです。

それにしても…夏に冬に、2回もあるって…どいだけ夜更かし好きな地区なんだら?
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新野よいとこ | Comments(0) | Trackback(0)
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